L150S ムーヴ ハンチング ISCバルブ洗浄
L150S型ムーヴの車検で入庫しました。
特に保安部品の交換は無かったのですがハンチングの症状。
スローが安定しません(ToT)
ちなみにチェックランプ点灯は無し
症状としましては、
Pレンジ→ハンチング
Nレンジ→ハンチング
A/C-ON→アイドルアップ無し
Dレンジ→回転数が上がる(2000rpm位かな?かなり高い)
2次エアーも疑いましたがA/C-ONでアイドルアップ無しなので
ISCバルブを疑い早速開けてみます。
メーカー・車種にもよりますが、大抵はスロットルボディの横に付いてて
プラスネジや5角トルクス等で装着されてたりします。
ISC単体で外せば早いのですが、何故スロットルボディ外してるかは後々…
スロットルボディの下部分です、ボディにプラスネジ4本で固定されてます。
制御部分(モーター部)を外すと内部の回転部分(下の円柱の部分)を確認出来ます。
モーター部は5角トルクス2本で固定されてます
(モーター部分は調整可能部分なのでマーキングを忘れずに)
画像が見辛いですがこちらが洗浄後です。
下部の左右空間を間に有る仕切りを回転によって吸気量をECUが調整します
正常であれば回転部分は指で回すとクルクルと回りますがかなり固着してました(^^;)
ECUは制御信号を送ってるのですが固着して仕切り部分が回せないので
結果、吸気量が多い状態なのでハンチング若しくはスローが高い状態に陥ります。
逆に仕切った状態で固着した場合はアクセルペダルを踏んでおかないと
アイドルが維持出来ない状態に陥ります(スズキ車に多く見られますね)
こちらはボディ側洗浄後です。
これが組み付けに使用している5角トルクスビットです
ほぼISCバルブの脱着にしか使用しないのですが、これが無いと仕事出来ません(^^;)
↑こんな感じのセットが使いやすいです
ビットドライバーやビット変換は別途必要です、
↑ちなみに変換はラチェットの変換使ったほうが力が入ります
3/8が一般的なので1個有ると変換必要時に何かと重宝します。
当方は1/4変換使ってますけどね(^^;)
↑ちなみに1/4のビット変換はこちら
モーター部には半円で溝が有り、回転部分にはストッパーが付いてます
組み付けには注意します、後は戻りの作業なので省略。
ちなみに冒頭でお話したスロットルボディ外した理由がこちら。
スロットルボディ固定部分の左側1箇所がモーター部固定ネジの真上に来てます(ToT)
なぜこの様な設計にしたのか…