DA64V エヴリィ ソリオ シフトノブ流用
DA64V型エヴリィにソリオのシフトノブの流用です。
お客様ご自身で色々調べていたみたいですが
現車加工なので、こればっかりは預かってみないと何とも言えません(^^;)
パネル一式流用の依頼でしたが3ATの為パターンが違うのと
シフトの移動距離もかなり差が有りますので
残念ながら一式は無理と判断しました(ToT)
よって、シフトのみの加工となります。
シフトの分解は横の黒いパネルを外して隠しビスを外します
ツメを折らないように注意します。
パイプカッターで切り飛ばします。
↑ 当方が使用しているパイプカッターです
薄肉単管パイプ、48.6も切断できちゃいます(^^)
でもガチ物の単管パイプは肉厚が有るので実用的ではないですけどね…
樹脂部分が出てくるのでこれもカットします。
そのままではシフトは操作できないので
樹脂部分もシフト操作出来る位に削っていきます。
リューターでの作業になります。
樹脂部分を削りながら、ついでに金属部分のバリ取りも行います。
加工後にシフト固定の為に横にタップを立てます。
↑ この様なタップ・ダイスセットを持ってると何かと重宝しますよ(^^)
完成の写真は撮り忘れてしまいました(^^;)
再入庫したら撮影しときます。
ちなみにシフトの軸が下側に配置されてる為P位置が極端に短くなります。
一番下(L)に合わせてシフトのロッドがギリギリ隠れる位に配置するのが
理想かと思われます。
※当方の作業で、その際に見栄え優先で微調整があったので
出来ればカット範囲を把握しておくか、
調整加工は面倒ですがリューター等で加工するのがベストだと思います。
(カット範囲は個体差も考慮して現車合わせなので何とも言えませんが…)
端部分の加工なので切れ端を戻してパイプカッターで作業したのですが
やはり歯が折れてしまいました(ToT)
長い分にはまだ削れますが短いとどうしようも有りませんからね(^^;)
後はロッド周りのカバーの外径が変わる為
カッター等でカリカリと地道な作業ですが、
なるべく隙間が見えないように現物合わせの
若干の大径加工が必要となります。
シフトのスイッチの配線はカプラーからカットして有りますが
今後、何かに使える可能性が有る為シフト内で取りまわして
邪魔にならないように処置しております。
別車種の部品加工流用はなかなか面白い物がありますね(^^)
お客様のアイデアも色々勉強させて貰ってます。