S321V ハイゼット・ハブベアリング交換 プーラー製作
S321V型ハイゼット・バンの足回りの色々部品交換です。
エンドブーツ・ボールジョイントブーツ・ブレーキパッドの交換等
足回りの部品色々交換ですが、Fハブベアリング交換の作業です。
ハブ・ナックルを外していきます。エンドやロアを外しますが、
ナックル横をハンマーで叩けばすぐ外れます。
最近は手元が狂ったりリスクの問題で特殊工具を使ってます。
↑ 当方が使ってるのがこんな感じの高さが変えれる奴です
車種に応じて変更出来るので便利ですよ(^^)
工具のみでも外れますが硬い場合はテンションかけたまま横から叩けば外れます。
ABS・車速センサー、キャリパー等全て外します。
後はストラットのボルト2本外せばナックルが外れます。
裏のカバーをこじって外せばハブ・センターのナットが出てきます。
緩み止めのかしめがされてるのでかしめを起こしてインパクトで外します。
ベアリングの脱落防止でスナップも入ってるのでこれも外します。
ここで問題発生。
エアハンマー等でハブが外れないのでプーラーを使いますが
2本爪プーラーや一般のプーラーでは爪をかける所がありません(ToT)
叩くにしてもバックプレートもあり、あてをする部分が有りません
基本的にハブ専用のプーラーを使用しますが値段もお高くて日常的に使う物でもないので
所持しておりません…
って事で自作します、無いものは作ればいいという思考なもので(^^;)
早速作業場の廃材を漁ります。
アングル材とコンロッド・クランク固定ボルトがありました、強度も十分でしょう。
位置合わせして半自動で仮固定、点付け後にアーク本溶接して穴開け。
2本爪タイプのプーラーに合うように製作、特殊工具もこの様な仕組みです。
ナックル・ロア側の固定ナットの調整である程度センターも出せます。
この様な工具は経験上、強度と機能性と多少の精度さえ有ればいいのです。
結果、問題無く外れましたがハブ側にベアリングレース・インナーが持って行かれました(ToT)
切り飛ばしてもいいのですがベアリングプーラーで外れそうなのでやってみます。
プーラーの掛け方に注意しないといけません。
結構ハブ側に密着してるので挟み方がコツが入ります
雑に挟むとベアリングプーラーの爪もすぐ欠けちゃいますからね(^^;)
ナックル側に残ったベアリングもプーラーで外します。
ハブ・ナックルのベアリング装着部を潤滑油と耐水ペーパーで整えます。
後はプレス機で挿入して組み付けて行きます、後の作業は戻りなので省略。
その後にブレーキパッドやブーツ類を組んで行きます。
新品ベアリングに注意書きが付属されてると思いますが
ABS付きはベアリングに裏表があります、それさえ注意すれば作業自体は楽かと(^^;)