RR5 エリシオン クランクプーリー ファンベルト交換
RR5型 エリシオンの修理です。
ハンドルを切るとキュルキュル音がするとの事、ファンベルトかな?
点検してみます。
ファンベルトは1本もので補記類は全てベルト1本で回してます。
ベルトが異常に緩い、テンショナー故障かなと疑います。
まさかのクランクプーリーが落ちてきました。
ダンパーの破損です、車種に限りませんがたまに有る故障ですね
ベルトはユルユルなので手で外れます(^^;)
クランクプーリーを外しますが、ホンダ車専用の特殊工具が必要です。
年に使う出番が有るかの工具です、ボルト1本外す為の素敵な工具
↑当方が使ってるJTC製の物です
軽自動車向けに低背タイプと兼用になってます
狭い場所にはかなり便利
↑安い奴も有るので個人レベルには十分かと
軽自動車は幅的に工夫が必要かな…
こんな感じでプーリーの六角溝にハマるように出来てます
左が破損品・右が新品です。
プーリー内側の六角溝が確認できますね
後は新品プーリーを取り付けます。
ファンベルトもダンパー部分に擦れてダメージが有ったので
ファンベルトも交換します。
テンショナーはオートテンショナーなので
緩み方向にテンション掛けて固定しておかないといけません
写真のように延長&角度変える為に六角の長ナットを利用します。
オートバイのフロントフォーク分解にも利用出来るので
持ってるとかなり便利です、色んなサイズ有るといいかも(^^)
見辛いですがエンジンの奥の方にストラットの補強が有るので
これに固定してナイロンロープで引っ張りながら固定します。
手動でも出来ると思いますがかなりコツが要ると思いますので
こちらのほうが楽で確実です。
ベルトのズレが無いか確認後試運転して納車しました。
今回はオーナー様が初期段階で気づいたので大丈夫でしたが
そのまま走行していると確実に走行不能に陥ってましたね。